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のほほん旅日記
植田行政書士事務所

北海道行政書士会 登録番号4443


   
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フロンティア625-202号室

電話/FAX:011-612-8952

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会社設立専門の行政書士です

   世界を旅した
   行政書士 植田です

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  私は20代の終わりごろ、それまで勤めていた自衛隊を辞め、その隊門の前からバイクで旅に出ました。
  結果としてはそれから1年半にわたる日本一周の旅になり、さらにそれから断続的ながらも足掛け3年の
  海外放浪の旅へと続きます。その旅のつれづれを書きつづってみようと思います。

  題して『のほほん旅日記』 さていかがあいなりますことやら、うまくいきましたら拍手ご喝采!

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 柳家小三治
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 再び北海道へ戻って道南をウロウロしていたある日…

 おや、小三治師匠が来るそうな。

 ドサ(地方巡業)で北海道へ来るのに、師匠のことだから
 ノリ(移動手段)は好きなバイクで、ってシャレてるねぇ。

 しかも僕が今いる伊達には明日だとさ。こりゃ聴かない手は
 ない。

 チケットは各プレイガイドで、とあるから行ってみたら、
 なに、ただの文房具屋だ。このあたりいかにものどかです。

 さて当日。

 会場は公民館だから観客は床にじかに座る。扇子であおぎな
 がら寝そべっているステテコ姿のおじさんもいる。
 昔の寄席ってなぁこんな風だったんでしょうね。



 職員のおばさんがマイクで開演を告げて始まった。

 前座、二つ目と進み、いよいよ師匠の登場。口をへの字に
 結んだいつもの顔でのそのそと現れる。

 まず人気の漫談をひとくさり語る。小三治はこれが面白い。
 やがてつと居ずまいを正して、今日の出し物は「ねずみ穴」



 いや楽しい高座だった、と追い出し太鼓を聞いていると、
 ふと横の扉が開き、ソバの盆を持った人が現れた。

 地元の人たちの振る舞いだという。晩飯抜きでここへ来て、
 さてハネたら飯はどうしようと思っていたところだったから
 これはありがたかった。師匠も高座ですすっている。

 落語で楽しみ、晩飯にまでありつけた伊達の一夜はこうして
 暮れてゆきました。


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 てぬぐい
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 ヒマだからこのバイク巡業についていくことにした。
 函館に始まって、伊達、札幌、岩見沢と北上していく。

 お客さんは毎回違うんだから、噺家の方は同じネタを演じて
 いればいいんだが、しかし僕のようについていく人間には
 毎回同じではさすがに飽きる。

 紋別でも同じネタだったから、もうこれでやめようと思った
 その晩…

 席がハネて帰る時、出口でお客に挨拶していた若手が僕の
 ヘルメットに気づいて声をかけてきた。バイク巡業だけに、
 若手も全員バイクに乗っている。

 伊達からここまでずっとついてきたというと、驚いて
 「座長に言わなきゃ」
 小三治師匠に会わせてくれるという。

 楽屋の入り口まで行ったところで
 「ノダ君てぇ名前じゃないだろうね」
 という声とともに、あの四角い顔がヒョイとのれんの内から
 現れた。

 してみると、僕の他にもバイクで巡業について歩いた物好き
 がいるとみえる。

 二言三言話をした後、師匠はてぬぐいをくれた。
 「オイルなんぞ拭かないように」と。

 またひとつ、旅の思い出と宝物が増えました。




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