私は20代の終わりごろ、それまで勤めていた自衛隊を辞め、その隊門の前からバイクで旅に出ました。 |
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| 行政書士かわらばん Top | のほほん旅日記(16) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 旅人2種 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 つねづね旅人には2つの種類があるんじゃないかと思っている。 一つはがっちり計画派。時刻表をこよなく愛し、誤植を発見すると狂喜する いわゆる鉄道マニアに多い。 新潟県の工場で作られた山手線の電車が東京に運ばれるために北陸本線を走って いるところをカメラに収めて喜んだりしている。 業界用語で「鉄っちゃん」「鉄はいってる」と呼ばれる。 旅行に出るとなると、独り言を言いながらなめるように時刻表を読み、綿密な 計画を立てる。 「うむ、接続は2分か。あの駅で乗り換えると陸橋が長いから間に合うかな。 それなら3つ先の○○駅まで行って後続を待った方が…、うむうむ」 彼らの旅行は既にして机の上で完成しているといえる。実際の風景は見ておらず ご当地の名物も食べてはいないのだが、それは問題ではない。 それらは旅行中のオマケにしか過ぎず、彼らには数字の上で旅行が完成している ことが重要なのである。 こういうタイプの人間には、目の前の風景が計画通り順々に現実のものになって いくことが快感なのであろう。 もう一方は、いちおう計画は立てる。なんぼなんでもどこかへ行くのにどんな 方法があってどれが一番安いか、ぐらいのことは調べる。 「ん〜と、飛行機なら早割が使えるから安いけどなぁ。でも旅の気分を味わう なら寝台列車だなぁ。」 計画派のが旅行なら、こちらは旅である。基本的に予約はしない。なんだかんだ と縛られることの多い日常から開放されて旅に出るのに、なんで予約に縛られな くちゃならんのだ、というところ。 だから彼らは計画が崩れることなど平気で、むしろそれを楽しむ風がある。 これが嵩じると、まったく無計画のいつ帰るとも知れない放浪の旅になる。 夏休み中の小学校の校庭にテントを張り、ラジオ体操にやってきた子供たちに 起こされて一緒に体操したりする破目になる(私のことだ) 放浪の果てにヨーロッパ大陸の最西端、ポルトガルのロカ岬にたどり着いたとき のこと。 断崖の上に十字架が立っていて、「ここに地果て、ここに海始まる」と刻んで ある。 ![]() 乗ってきたバスはここが終点で、10分後には出発する。 本来なら無計画派の私のことだ、草の上に座って風に吹かれながらいろんなこと を考えてぼ〜っとしているところだが、次のバスがいつなのかわからなかったの で、十字架の写真を撮っただけでそのバスで帰って来てしまった。 無計画派らしからぬことで、いまだに残念に思っている。 のほほん旅日記(17)へ 行政書士かわらばん Topへ |
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