私は20代の終わりごろ、それまで勤めていた自衛隊を辞め、その隊門の前からバイクで旅に出ました。 |
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| 行政書士かわらばん Top | のほほん旅日記(21) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ナイフ・フォーク事情 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 言うまでもなくオーストラリアは南半球にありながら、ヨーロッパ文化圏に 属する。ナイフ・フォークの文化である。 そうしてオーストラリア人はおおらかというか、大雑把というか。 なんだか三題噺のようだが、日本のようにどこへ行っても食事をする場所に は必ず箸が用意してあるのと違い、ここではナイフ・フォークを持ち歩かな ければならないこともある、ということが言いたかったのだ。 そう、この国では宿といえども常にナイフ・フォークが用意されているとは 限らない。ユース・ホステルのような安宿ならなおさらである。 ガイドブック「地球の歩き方」にはそう書いてあったので、僕はあらかじめ 用意して行った。 といっても日本から担いでいったわけではない。空の上で調達した。 だから今でも僕はカンタス航空のマークが入ったナイフ・フォークを持って いる。 オーストラリアへ行く人に勧めるわけではないが、まあこういう方法もある ということ。 もう時効だろうね、これ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 カンガルー事情 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 なんぼなんでもシドニーやメルボルンのような大都会にはさすがにいないが、 田舎町へ行くとカンガルーなんてごく当たり前に町の中を歩いている。 ちょうど日本で犬や猫が歩いているようにね。 最初に見た時はちょっと驚いたが、しかし住民はまったく気に留めていない。 カンガルーなんだから跳ねてるんじゃないの?と思いましたか? 実は彼らが跳ねるのは急ぎの用がある時だけで、普段は前足とシッポで身体 を支えておいて、のたり、と後足を前に出して歩くのである。 ある時、何かで急いでいたのだろう、1匹のカンガルーが跳ねてきて直角の道 を曲がろうとしたとたん、滑って僕の目の前でズデンドウとばかりに見事に 転んでしまった。 これには笑った。一緒に目撃した見知らぬオジサンも腹を抱えて笑っていた。 目が合うと、オジサンは「傑作だったな。」と言ってビールをおごってくれた。 これがオーストラリアである。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 犯罪事情 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 オーストラリアは平和である。 日本も治安はいいと言われている。不祥事や検挙率の低下で警察の威信も落ち ているとはいえ、深夜のススキノを女性が一人歩きしても何も起こらないのに は多くの外国人が驚く。 しかしこれは警察が頑張ってこうなのであるのに対し、かの国の平和はもっと 自然である。ごく自然に犯罪が少ないのだ。18歳になって警察に届けを出せば 銃が持てるにもかかわらず。 僕が滞在していた8ヶ月間に全土で起きた殺人事件はわずか2件。よくこれで 新聞は毎日ネタがあるもんだと感心したことを覚えている。 余談だが、ある日なぞ 「女の子たちは細身のジーンズをはいているが、これは問題ではないか」 という記事が1面トップだった。 あの当時、中東戦争の影響で世界的な石油危機があったのを覚えているだろう か? 日曜日にはガソリンスタンドは閉店を命じられ、だから土曜日には長蛇 の列ができた。 その列へなにやら売りつけている男がいる。 「これ、このスタンドの整理券。1台5ドルね。」 券を買って先頭まで進んでみると、整理券とは真っ赤なウソで何の関係もない ただの紙切れだったとか。詐欺といってもこの程度である。 ある女の子は言った。 「オーストラリア人て高度な詐欺をたくらむほど頭良くないのよ。」 かく言う彼女もオーストラリア人である。いとをかし。 のほほん旅日記(22)へ 行政書士かわらばん Topへ |
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