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のほほん旅日記
植田行政書士事務所

北海道行政書士会 登録番号4443


   
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会社設立専門の行政書士です

   世界を旅した
   行政書士 植田です

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  私は20代の終わりごろ、それまで勤めていた自衛隊を辞め、その隊門の前からバイクで旅に出ました。
  結果としてはそれから1年半にわたる日本一周の旅になり、さらにそれから断続的ながらも足掛け3年の
  海外放浪の旅へと続きます。その旅のつれづれを書きつづってみようと思います。

  題して『のほほん旅日記』 さていかがあいなりますことやら、うまくいきましたら拍手ご喝采!

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 ちょっと怖い話
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 今までの旅日記はカンガルーが転んだのなんのと松竹新喜劇みたいな話ばかりで
 したが、今回はちょっと真面目にいきます。Anzac Dayのお話です。


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 Anzac Day
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 アンザック・デーというのは日本でいえば終戦記念日に当たるんでしょうが、
 オーストラリアでは戦勝記念日といったほうがふさわしいでしょう。ここは
 戦勝国ですから。

 といって第二次世界大戦が終わった8月15日ではなく、4月25日です。
 元々は第一次世界大戦にまつわる記念日だったんですが、今では戦勝を祝い、
 戦死した戦友を追悼する日になっています。

 このころ私はまだメルボルンに着いたばかりでしたから大学生との共同生活は
 始めておらず、安宿に泊まっていました。

 廃屋一歩手前のすさまじい宿で、住人は年金生活の老人、退役軍人、売春婦…

 ここで知り合った日本人に、「この日は外に出るな」と言われてはいたものの、
 昼間は窓の下をパレードが通り、紙吹雪が舞い、むしろ賑やかな文字通りお祭り
 の雰囲気でした。

 状況が一変したのは夜になってからです。

 いきなり部屋のドアが激しく叩かれました。「おい!日本人!出て来い!」
 大声でわめいて、今にもぶち破ってきそうな勢いです。隣の部屋に住む退役軍人
 の老人のようです。

 いつもは顔を合わせると、「Good day.」と機嫌よく声をかけてくれるあのおじ
 いさんが、今夜は酔っ払って荒れています。

 記録によると、大戦中、北部の町ダーウィンは日本軍の空襲で壊滅状態になって
 います。シドニー湾には潜水艦が入ってきて民間船を沈め、艦砲射撃も受けて
 います。

 おじいさんにしてみれば、若いころに兵士として命がけの体験があったのかも
 しれません。そして戦友との思い出…

 それやこれやの思いが噴き出してあの騒ぎになったものでしょう。 私は毛布を
 頭からかぶってじっと耐えていました。




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