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のほほん旅日記
植田行政書士事務所

北海道行政書士会 登録番号4443


   
札幌市中央区北6条西25丁目3-22
フロンティア625-202号室

電話/FAX:011-612-8952

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会社設立専門の行政書士です

   世界を旅した
   行政書士 植田です

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  私は20代の終わりごろ、それまで勤めていた自衛隊を辞め、その隊門の前からバイクで旅に出ました。
  結果としてはそれから1年半にわたる日本一周の旅になり、さらにそれから断続的ながらも足掛け3年の
  海外放浪の旅へと続きます。その旅のつれづれを書きつづってみようと思います。

  題して『のほほん旅日記』 さていかがあいなりますことやら、うまくいきましたら拍手ご喝采!

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 行政書士かわらばん Top  のほほん旅日記(32)

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 ヒッチハイク明暗
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 ヒッチハイクについては以前にも書きましたね。
 今回はその続編というか体験談というか、まあお聞きくだされ。


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 明(偶然にも同じ人に拾われること)
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 オーストラリアではヒッチハイクは簡単です。指を立てなくても向こうから声
 をかけてくれるって話はしましたね。

 ある日拾ってくれたのは家族連れでした。若い両親と5歳くらいの女の子と犬。
 女の子は日本人を見るのは初めてだったようでしたが、こっちが英語をしゃべ
 るのがわかるとすぐにうちとけました。

 彼女がまだ見たことのない雪の話。

 「Hokkaidoというところでね、酔っ払いが酔ったまぎれにかぶっていた帽子を
  ひょいと道端の木に引っ掛けてそのまま帰っちゃったんだ。」
 「春になって雪が解けてみると、その帽子は電信柱のてっぺんで見つかったん
  だよ。」

 てな話をしているうちに目的地に着きましたから、礼を言って降ろしてもらい
 ました。

 翌日、また目的地も決めずにぶらぶらと道路を歩いていると、後ろから来た1台
 の車があわてたように左側に寄って止まりました。

 「?」と思う間もなくヒョイと窓から顔を出したのは昨日の女の子です。犬も
 尻尾を振って歓迎してくれました。

 「赤いザックが見えたからもしやと思ったら、やはり君だったか。」と父。

 話ではここから50キロも離れた場所に昨日は泊まったのに、再び巡り合うとは
 偶然てのはあるんですね。

 かくて再び同じ車に拾われて、とうとう宿まで同じになってしまいました。

 別れる日には軍手で作った人形をプレゼントしてきました。

【余談】軍手人形、知ってますよね?
 欧米人て、われわれからすると信じがたいくらい手先が不器用ですから…例を
 あげると折り紙を渡しても三角形が折れない。頂点を合わせることができない
 んです…こういう身の回りの品で作った物って大変喜んでくれます。

 彼女はまだあの人形、持っているかな?


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 暗(とんでもない場所へ連れて行かれたこと)
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 ヒッチハイクてのはほぼ全面的に向こう様まかせですから、時にはとんでもな
 い目にあうこともあります。

 これがヨーロッパやアメリカあたりですと、降りる時に金を要求されたとか、
 はなはだしきはナイフを突きつけられたとかキッタハッタの騒ぎになることも
 あるようですが、幸いオーストラリアは穏やかな国柄ですので警察沙汰はめっ
 たにありません。

【余談その2】婦人警官が宝くじを買うのを見たことがあります。腰に重々しい
 拳銃をさげた制服のままLOTTOの窓口に並んでいるのを見て、珍妙ではあるが
 平和な国であるなあ、と思ったことであります。

 さてヒッチハイク。その日はガイドブックにあったある湖へ行こうともくろん
 でいました。

 湖のほとりにホテルが1軒あるだけの荒涼たる所で、しみじみと一人旅の哀愁
 をかみしめることができる、てなことが書いてあったもので。(一人旅をする
 孤独な自分の姿に陶酔するもう一人の自分がいるので始末が悪い)

 車はうまく捕まえることができました。ところがそれからしばらく走って、
 「じゃ、オレはこっちへ行くから」と降ろされた所はどうも違うようです。
 「ここ、ほんとに○○かい?」と聞くと、「えっ、そりゃ違った。」

 ○○は?と聞いたんですがそれには答えず、「See you.(じゃあな)」と無責
 任にも行ってしまいました。

 山の中の一本道。車など通りゃしません。近くにはモーテル兼食堂が1軒あるき
 り。仕方がないのでそこに入って居合わせた運ちゃんたちに頼んでみましたが、
 誰も「うん」とは言いません。

 さあ弱った。もう哀愁もヘッタクレもありゃしない。出発地はここから10km戻
 ればいいことだけはわかりましたから、覚悟を決めて歩き出します。

 どのくらい歩いたでしょうか、後ろからエンジン音が聞こえてきました。
 おお、車です。今まで1台も出会っていませんから恐らくこれが唯一のチャンス
 でしょう。これを逃したら万事休す。道の真ん中に立ちふさがるようにして
 両手を振りました。

 出発したユースホステルに無事戻れたのは夕闇迫るころでありました。



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