■人は石垣 人は城
という言葉があります。武田信玄ですね。
これに即していうならば、良くも悪くも「人は店」なんです。
店を始めるには、なにはともあれ人手を集めねばなりません。そこで募集広告を出すと
きのコツをひとつ。
アルバイト雑誌をパラパラめくって募集記事の時給を見てください。おおよその相場が
わかったら、あなたはそれにできるだけ上乗せした金額で募集をかけるんです。
経営者側からすると人件費はなるべく抑えたいもの。一般には総支出の中に占める割合
が30%を超えてはいけないとされています。だから募集時給を高くするなんて常識か
ら外れているようですが、実はちょっと違うんです。
各都道府県で「1日の最低賃金」というものが決まっています。募集雑誌なんかだとた
いてい労働基準監督署が記事を載せてますが、わからなければ調べておきましょう。
(ここ大事。期末試験に出ます)
この最低賃金そのものの金額で募集を出すとどうなるか。
自分がアルバイトに応募すると考えてみましょう。あなた、最初にどこを見ました?
時給じゃありませんか? つまり安い時給だと、他の応募先で落とされたようなそれな
りの人しか来ないんですね。
ここは逆に高めの時給でたくさん応募者を集めておいて、それをフルイにかけた方がい
いんです。
■次に面接です
ところでいきなり変なことを言うようですが、面接とはあてにならないものです。これ
12年間の経験に基づく実感です。すなわち人は使ってみないとわからないのです。
面接ですべてを判断してはいけません。
真っ赤な髪をしていたり鼻にピアスをしていたりなどといった明らかに見た目のおかし
いのを振るい落とす段階だ、くらいに考えておきましょう。
「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」というのは、人を雇うときの真実でもあるの
です。
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